ストーリーズ広告とリール広告の効果比較|インスタ必勝法
はじめに
Instagramの広告運用において、近年特に注目を集めているのが 「ストーリーズ広告」と「リール広告」 です。
どちらもフルスクリーンでユーザーに強い印象を与えられるフォーマットですが、それぞれ特性が異なり、目的によって効果の出方が変わります。
多くの企業や個人事業主は「なんとなく配信」で終わらせてしまいがちですが、上級者は フォーマット別の効果を理解し、戦略的に使い分け ています。
本記事では、両者の違いと効果比較、さらに実際の使い分け方を徹底解説します。
1. ストーリーズ広告とリール広告の基本構造

項目 | ストーリーズ広告 | リール広告 |
---|---|---|
配置場所 | 24時間で消えるストーリーズ内 | 無限スクロールのリール欄 |
形式 | 写真・動画(最大15秒単位) | 縦型動画(最大90秒) |
視聴傾向 | フォロワー中心・知人接触多め | 新規層・アルゴリズムによる拡散 |
行動導線 | スワイプアップ/リンクボタン | CTAボタン/コメント・保存 |
主な目的 | 即効的な訴求・限定感 | 拡散・エンゲージメント獲得 |
👉 ストーリーズは「瞬発力」、リールは「拡散力」 と覚えると分かりやすいです。
2. ユーザー行動データから見る違い
Instagram社が公開するデータや運用者の実感値をまとめると、両者の効果は次のように異なります。
指標 | ストーリーズ広告 | リール広告 |
---|---|---|
CTR(クリック率) | 高め(2〜3%が平均) | やや低め(1〜2%程度) |
保存率 | 低め(瞬間的閲覧が多い) | 高め(後から見返されやすい) |
シェア率 | 限定的 | 拡散力が強い |
コンバージョン | 即効性が高い | 関心喚起型で中長期的に効果 |
👉 ストーリーズ広告=刈り取り、リール広告=種まき のように目的を分けて考えるのが重要です。
3. ストーリーズ広告の強みと弱み
強み
- ユーザーが「友達の投稿を見ている流れ」で自然に接触できる
- 縦型全画面表示で没入感が強い
- 「スワイプアップ」や「リンクタップ」で直接CVにつながる
弱み
- 視聴時間が短く、情報量を詰め込みにくい
- 保存や拡散されにくい
- 長期的なブランディング効果は薄い
👉 セール情報やキャンペーン告知、限定オファー に強い。
4. リール広告の強みと弱み
強み
- アルゴリズムによりフォロワー外にも拡散されやすい
- 動画フォーマットでストーリー性を持たせやすい
- 保存・シェアされやすく、資産として残る
弱み
- 瞬間的なCTRは低め
- コンバージョン直結率はやや劣る
- 制作コスト(動画編集)がかかる
👉 ブランド認知やファン層拡大 に強い。
5. 効果比較:ケーススタディ

事例① ECショップ(アパレル)
- ストーリーズ広告:24時間限定クーポン → CTR 3.5%、売上増
- リール広告:着用動画コンテンツ → 保存率 4.2%、新規フォロワー獲得
事例② セミナー集客
- ストーリーズ広告:開催前日のリマインド → 直接申込数が急増
- リール広告:講師紹介動画 → 中長期的に認知拡大、次回集客につながる
6. 目的別おすすめ活用法
目的 | 最適な広告 | 理由 |
---|---|---|
即時の売上アップ | ストーリーズ広告 | 即効性とリンク導線の強さ |
ブランド認知拡大 | リール広告 | 拡散力と保存率の高さ |
新規フォロワー獲得 | リール広告 | アルゴリズムで外部層へ届く |
限定キャンペーン訴求 | ストーリーズ広告 | 「24時間限定感」と相性が良い |
コミュニティ形成 | リール広告 | 繰り返し閲覧でファン化 |
7. 上級者の使い分け戦略
多くの上級者は 両者を組み合わせて活用 しています。
- フェーズ1(認知):リール広告で拡散 → 新規ユーザー流入
- フェーズ2(検討):ストーリーズ広告で商品紹介やレビューを提示
- フェーズ3(刈り取り):ストーリーズ広告で限定クーポン訴求
👉 「リールで広げて、ストーリーズで刈り取る」の流れが王道です。
8. 制作のポイント
ストーリーズ広告
- 文字を大きく短く
- 行動導線(CTA)を明確に
- 3秒以内で訴求メッセージを伝える
リール広告
- 冒頭3秒でインパクトを出す
- ストーリー性のある構成
- BGMやトレンド要素を活用
9. よくある失敗と改善策

- 両方を同じクリエイティブで配信する
→ フォーマットに最適化した素材を作る - 目的を明確にせず配信する
→ 認知拡大ならリール、売上ならストーリーズ - 効果測定を「全体成果」だけで見る
→ 配置別にCTR・CVRを比較して最適化する
まとめ
Instagram広告で成果を出すには、ストーリーズ広告とリール広告の特性を理解し、目的に応じて使い分けることが不可欠です。
- ストーリーズ広告=即効性・CV重視
- リール広告=拡散・ファン獲得
- 両者を組み合わせることで、認知から購入までの流れを構築可能
広告運用は「どちらを選ぶか」ではなく、 「どのタイミングでどう組み合わせるか」 が勝負を分けます。
結びに
「広告を出しても成果が出ない」「ストーリーズとリールをどう使い分ければいいか分からない」
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