ホームページがなければ広告効果も半減する
1. はじめに — 広告はあくまで“きっかけ”
広告は見込み客との最初の接点を作るための有効な手段です。
しかし、広告がもたらすのは**「興味を持ってもらう」というスタート地点まで**。
その先、顧客を「購入・問い合わせ」へ導くプロセスはホームページが担うべき役割です。
ホームページが存在しない、または情報が不足している状態では、広告で得た見込み客の多くが離脱してしまい、広告費が無駄になります。
つまり、広告とホームページは車の両輪であり、どちらか一方だけでは十分な成果は望めません。
2. なぜホームページがないと広告効果が落ちるのか?
2-1. 顧客の購買心理(AISCEASモデル)
現代の購買行動は、AIDMAモデルから進化し、ネット時代に合わせたAISCEASモデルで説明できます。
段階 | 顧客行動 | 広告の役割 | ホームページの役割 |
---|---|---|---|
Attention(注意) | 広告を見て存在を知る | 興味を引く | ― |
Interest(興味) | 詳細を知りたくなる | 関心を持たせる | 情報提供 |
Search(検索) | ネットで調べる | ― | 詳細情報を提供 |
Comparison(比較) | 他社と比較検討 | ― | 実績や強みを提示 |
Examination(検討) | 条件や信頼性を確認 | ― | FAQ・レビューで不安解消 |
Action(行動) | 購入・問い合わせ | ― | CTAで行動促進 |
Share(共有) | 口コミ・SNSで共有 | ― | 証拠や体験談を拡散材料に |
💡 ポイント:広告はAttention〜Interestまでしかカバーできず、それ以降の行動はホームページが主戦場です。
2-2. 信頼形成の欠如
広告で興味を持った顧客が最初に探すのは「この会社は信用できるか?」という情報です。
ホームページはそのための証拠集(実績・事例・お客様の声・所在地情報)ですが、これがないと**「怪しい」「情報不足」**という印象を与えます。
結果、せっかくの広告クリックが無駄になります。
2-3. 他社への流出
ホームページが存在しないと、顧客は他社名で再検索を行い、結果的に競合サイトへ流れます。
広告費を投じて見込み客を集めたのに、ライバルの成約につながるケースも少なくありません。
3. ホームページが広告効果を倍増させる仕組み

3-1. 一貫性のあるメッセージ
広告とホームページのメッセージがズレていると、離脱率が高まります。
例:広告で「初回50%オフ」と訴求したのに、クリック先に割引情報がない → 不信感で離脱。
3-2. 行動導線の明確化
- 購入ボタンや問い合わせフォームをファーストビューに配置
- モバイルでも指1本で操作できる導線
- ページ下部にも再度CTAを設置
3-3. 社会的証明
- 実績数(「累計500社以上の導入」など)
- メディア掲載ロゴ
- 顧客レビューやビフォーアフター写真
4. 広告効果を最大化するホームページ設計ポイント

項目 | 内容 |
---|---|
ファーストビュー | キャッチコピー+メリット+行動ボタン |
商品・サービス説明 | 写真・動画で分かりやすく |
信頼の裏付け | 実績・事例・お客様の声 |
行動喚起(CTA) | 明確なオファーと誘導 |
スマホ最適化 | モバイルからのアクセス比率を意識 |
5. 実例 — ホームページ有無での成果差
事例1:飲食店のデリバリー広告
- 広告のみ(SNS直リンク):CVR 0.7%
- 広告+専用LP:CVR 3.2%
→ 4.5倍の成約率向上
事例2:BtoBコンサルティング
- 広告のみ(電話番号記載のみ):商談化率 12%
- 広告+事例ページ&無料相談フォーム:商談化率 27%
→ 2倍以上の成果
6. ホームページがない場合のデメリット
- 成約率が低く広告費を回収できない
- 競合サイトに顧客を奪われる
- ブランド価値が高まらない
- 顧客データを蓄積できずリターゲティング不可
7. 広告とホームページを連動させる運用のコツ

- 広告の内容とリンク先を一致させる(オファーや割引内容を統一)
- アクセス解析を活用し、離脱ポイントを改善
- 広告ごとに専用ランディングページを用意
- 広告文と同じキーワードをページ内でも使用(品質スコア改善)
- 訪問後のフォローとしてリマーケティング広告を活用
8. まとめ — 広告とホームページはセットで“投資”が成果になる
広告単体では見込み客の注意を引くまでしかできません。
信頼形成・情報提供・行動促進という後半のプロセスを担うホームページがなければ、広告費は無駄に終わります。
広告投資を最大限回収するためには、広告と連動したホームページ設計が欠かせません。
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