サイトの直帰率を下げるためにやるべきこと|ユーザーを離脱させない7つの対策
「アクセスはあるのに、すぐにページを閉じられてしまう…」
「商品ページに来てもらっても、なぜか売上に繋がらない」
その原因、**「直帰率の高さ」**かもしれません。
直帰率が高いということは、訪問者が最初に見たページだけで離れてしまっているということ。
つまり、サイトやページに「次の行動を促す要素」が欠けている可能性があるのです。
この記事では、直帰率の目安や改善ポイントをわかりやすく解説しながら、ユーザーを惹きつけ、滞在時間と成果を高めるための施策をご紹介します。
1. 直帰率とは?|理解しておくべき基礎知識

直帰率の定義
Googleアナリティクスでいう「直帰率」とは:
ユーザーが最初にアクセスしたページだけを見て離脱した割合
つまり、「ページを開いて、どこにもクリックせずに戻ってしまった」人の割合です。
直帰率の目安
サイト種類 | 直帰率の平均目安 |
---|---|
ブログ/メディア系 | 60〜80% |
コーポレートサイト | 40〜60% |
ECサイト | 30〜50% |
※あくまで目安。高すぎても問題ではない場合もあります(例:FAQページや1記事完結の読み物など)
2. 直帰率が高くなる主な原因

直帰率が高くなる原因は以下のような要素が考えられます:
原因 | 説明 |
---|---|
ページの読み込みが遅い | 表示が3秒以上かかると50%以上が離脱 |
コンテンツが魅力的でない | タイトル詐欺/情報の薄さ/読みづらさ |
CTA(行動導線)がない | 他ページへの誘導がない・目立たない |
モバイル非対応 | スマホでの表示が崩れている or 見にくい |
デザインが古い・雑 | 信頼感がなく、すぐに離脱される |
3. 直帰率を下げるためにやるべきこと7選

ここからは、実際に直帰率を改善するための具体的な施策をご紹介します。
対策①:ページの表示速度を改善する
ユーザーの離脱は「3秒以内」が勝負!
改善ポイント | 方法 |
---|---|
画像の最適化 | WebP形式を使う/圧縮ツールを活用(TinyPNGなど) |
キャッシュ設定 | プラグインでブラウザキャッシュを有効にする(例:W3 Total Cache) |
不要なプラグイン削除 | サイトの軽量化に繋がる |
サーバー選定 | 表示速度に強いレンタルサーバー(エックスサーバー、ConoHa等)を選ぶ |
対策②:1画面目(ファーストビュー)で価値を伝える
最初に見える部分で「このページは自分に必要だ!」と伝えられなければ、直帰されます。
要素 | 工夫例 |
---|---|
タイトル | ベネフィットを明確に(例:「〇〇に悩む方へ」) |
サブキャッチ | 解決策を簡潔に提示(例:「3ステップで解消!」) |
アイキャッチ画像 | 人物写真や実績データ入りの信頼感あるものに |
対策③:内部リンクで“次の行動”を誘導する
「このページだけで終わらせない」ための設計が必要です。
- 関連記事リンクを文中や下部に設置
- CTAボタンで「資料請求」「相談はこちら」など明確に誘導
- グローバルナビ(メニュー)を整理して使いやすく
記事最後に「次におすすめの記事」コーナーを入れるだけでも効果大!
対策④:読みやすいコンテンツ設計をする
「読むのが大変」だと離脱されます。
読みやすさポイント | 内容 |
---|---|
見出し構成 | h2・h3で構造を明確に |
余白 | ぎっしり詰めず、呼吸できる空間を |
強調 | 重要部分を太字・色文字にする |
箇条書き | 情報を視覚的に整理 |
対策⑤:スマホ最適化(レスポンシブ対応)
Google検索の評価にも関わる「モバイル対応」は必須!
- モバイルでの表示崩れがないか確認
- ボタンが押しやすいか(40px以上が理想)
- ページの文字サイズや行間も見やすく
対策⑥:信頼性を高める要素を加える
初見ユーザーは「このサイト、信用できるのかな?」と不安になります。
要素 | 内容 |
---|---|
実績紹介 | 利用者数/導入企業/レビューなど |
プロフィール | 運営者の顔や経歴を掲載 |
導入事例 | Before/Afterの変化や写真を見せる |
対策⑦:ユーザーの検索意図に合ったコンテンツを作る
検索して来た人が「求めている情報」とページの中身がズレていれば即離脱。
- タイトルや見出しは「検索キーワード」に即した内容に
- 「〇〇とは?」「〇〇のやり方」など初心者視点で解説
- 解決策・体験談・データなどを網羅して信頼性をアップ
4. 成功事例|直帰率改善でコンバージョンUP!
例①:ブログサイトの改善
- Before:直帰率78% → After:45%
- 改善施策:ファーストビューの変更+関連記事リンク設置+文字装飾追加
- 結果:平均滞在時間が1.6倍に/メルマガ登録数が増加
例②:サービスLPの改善
- Before:直帰率62% → After:38%
- 改善施策:読み込み速度の改善/CTA導線の増設/お客様の声追加
- 結果:問い合わせ率が月間で1.8倍に
5. よくあるQ&A

Q. 直帰率が高くても問題ないケースは?
→ 1ページで完結する「辞書的記事」や「FAQページ」では高くても問題ありません。
Q. GA4(Googleアナリティクス4)では直帰率が見られない?
→ GA4では「エンゲージメント率」や「平均エンゲージメント時間」で代替的に把握できます。
Q. どれくらいの期間で改善効果が出る?
→ 施策によりますが、ページ速度改善や内部リンク追加は即効性があり、コンテンツ修正などは1〜2週間後から効果が出始めることが多いです。
まとめ:直帰率を下げる=「ユーザーに優しいサイト」にすること
直帰率の改善は、単なる数字のためではなく――
「このページは自分に役立つ」→「もう1ページ見よう」→「問い合わせてみよう」
という理想の導線づくりの第一歩です。
最低限やっておきたいことまとめ
- ページ速度の改善
- ファーストビューの強化
- 内部リンクとCTAの配置
- モバイル対応と読みやすさ設計
これらを地道に改善することで、サイト全体のパフォーマンスは確実に上がります。
おわりに:サイト改善は1ページずつ、着実に。
「直帰率の高いページを特定できない」
「どこを改善すれば効果的か分からない」
そんなお悩みがあれば、ぜひ弊社にご相談ください。
HP制作を全力でサポートします。
まずは、あなたのサイトの「直帰率の高いページ」から見直してみましょう!