ブランドから“選ばれる人”になる発信軸設計
~案件を待たずに声がかかる存在になる方法~
はじめに
InstagramをはじめとするSNSでは、発信力を持つ人にブランドからのコラボ依頼が舞い込みます。
しかし、同じフォロワー数を持っていても 依頼が殺到する人 と、全く声がかからない人 に分かれるのが現実です。
違いは 「発信軸が明確に設計されているかどうか」。
ブランドは「誰にどう影響力を与えられるか」を常に見ています。
本記事では、ブランドから“選ばれる人”になるための 発信軸設計のステップ を解説します。
1. ブランドがコラボ相手に求めるものとは?

1-1 信頼性
- 発信内容に一貫性があり、フォロワーから信頼を得ているか。
1-2 ターゲット適合度
- ブランドが狙う顧客層とフォロワー層が重なっているか。
1-3 表現力・世界観
- ブランドの価値を違和感なく届けられる表現力を持っているか。
👉 ブランドは 「影響力の大きさ」だけでなく「相性」 を重視。
2. 発信軸設計の重要性
2-1 発信軸が曖昧だと選ばれない
- 投稿内容がバラバラ → 「この人は何者?」と企業が判断できない。
2-2 発信軸が明確だと選ばれる
- 「美容ならこの人」「教育ならこの人」というポジションが確立される。
👉 発信軸とは、“あなた=〇〇”と認識されるキーワード。
3. 発信軸を設計する3ステップ
ステップ① 自分の強みを棚卸し
- 得意分野、経験、実績を書き出す
- 例:美容学校卒業、現役エンジニア、海外生活経験
ステップ② フォロワーのニーズを把握
- インサイトで保存・シェアが多い投稿を確認
- コメントやDMから「フォロワーが知りたいこと」を抽出
ステップ③ ブランドとの接点を想定
- どの業界・商材と相性が良いか?
- 自分の強みとブランドのニーズが重なる点を探す
4. 発信軸の作り方フレーム

要素 | 質問例 | 発信軸例 |
---|---|---|
強み | 自分は何が得意? | スキンケア知識/デザイン力 |
価値 | フォロワーにどう役立つ? | 悩み解決/インスピレーション提供 |
接点 | ブランドとどうつながる? | 美容ブランド/教育系サービス |
👉 「強み × 価値 × 接点」で発信軸を明確化する。
5. 発信軸を実際の投稿に落とし込む方法
5-1 コンテンツ設計
- 80%:発信軸に沿った専門性・価値ある投稿
- 20%:人柄が伝わる日常投稿
5-2 シリーズ化で一貫性を作る
- 「#週末スキンケア講座」
- 「#3分で学ぶマーケティング」
👉 ブランドに「継続的に依頼できる相手」と思わせる。
5-3 ストーリーズ・リール活用
- 軽い発信で人柄を補完
- フィードはブランド寄り、ストーリーズはフォロワー寄りに使い分け
6. ケーススタディ
事例① 美容インフルエンサー
- 発信軸:スキンケアの基礎知識+実体験
- 保存率が高いHOW TO投稿を継続
- 結果:複数の化粧品ブランドからコラボ依頼
事例② 教育系クリエイター
- 発信軸:英語学習 × 留学経験
- 「毎日1フレーズ英会話」をシリーズ化
- 結果:語学学校や教材ブランドからの依頼が増加
7. よくある失敗と回避策

- フォロワー数だけを追う → ブランドからは「質」が重視される
- ジャンルが広すぎる → 美容も旅行もグルメもやると「誰向けか不明」
- 案件に飛びつきすぎる → フォロワーの信頼が下がる
👉 発信軸がブレると、結果的に「選ばれない人」になる。
8. チェックリスト
- 自分の強みと経験を明確にしているか?
- フォロワーのニーズを把握できているか?
- ブランドと接点のあるテーマを選んでいるか?
- 投稿に一貫性があるか?
- 案件選びの基準を持っているか?
まとめ
ブランドから“選ばれる人”になるには、発信軸設計がすべての出発点 です。
- 強み × 価値 × ブランド接点 で自分の軸を定義
- 投稿をシリーズ化し、一貫性を演出
- 案件は軸に合うものだけ選ぶことで信頼を強化
これにより「この分野ならこの人」と認知され、コラボ依頼が自然と集まり、さらに“選べる立場”に進化できます。
結びに
「案件は来るけど自分に合わない依頼ばかり」
「ブランドから本当に必要とされる存在になりたい」
その課題は、今回紹介した 発信軸設計の実践 で解決できます。
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