SNS運用/必要性

フォロワーの伸びが止まった時に見直すべきポイントを解説。

投稿のパフォーマンスを上げる!データを活用した改善方法

はじめに

SNSにおける投稿のパフォーマンスは、偶然の産物ではありません。データをもとに仮説を立て、検証を重ね、改善していくことで初めて安定的に「バズる投稿」や「共感を得られる投稿」が生まれます。本記事では、Instagram・TikTok・X(旧Twitter)などを対象に、インサイトや数値データをもとに投稿内容を改善する実践的な方法を解説します。


なぜ“データ分析”が投稿改善に欠かせないのか

  • SNSはアルゴリズムによって投稿の露出量が決まる
  • ユーザーの反応は「数値化」される=好まれる投稿には必ず共通点がある
  • 感覚ではなく事実ベースでPDCAを回せる

たとえば「保存数が多い=後で見返したいと思われた投稿」は、実用性が高く、再現性もあるコンテンツとして今後の投稿企画に応用できます。


主要な分析指標(KPI)とその読み解き方

KPI説明改善のヒント
インプレッション数表示された合計回数表紙・冒頭のインパクト、ハッシュタグの見直し
リーチ数実際に投稿を見たユニークユーザー数時間帯やタグ、投稿形式の影響確認
エンゲージメント率いいね・コメント・保存・シェア÷リーチ投稿内容の質や共感度合いを測る
保存数ユーザーが後で見返したいと思った数実用性・ノウハウ系が強い指標
シェア数他人に紹介したいと感じた数話題性・共感力の判断材料
フォロワー増加数投稿後にフォローされた数導線設計が成功した証拠

データを活かした改善ステップ

ステップ1:過去投稿の“勝ちパターン”分析

  1. 過去30日間の投稿で「保存数」「シェア数」が高いものを抽出
  2. タイトル、内容構成、デザイン、時間帯を記録
  3. 共通点を抽出して仮説を立てる

ステップ2:仮説に基づくA/Bテスト

  • 仮説例:「月曜21時は反応が良い」「青系のデザインは離脱率が低い」
  • A/Bテストを行い、数値で検証(24時間後・72時間後の数値を比較)

ステップ3:改善ルールのテンプレ化

  • 成功した投稿の構成(例:冒頭→課題提示→解決→CTA)をフォーマットに
  • KPIを記録し続け、月次で振り返りPDCAを回す

コンテンツ別の改善アプローチ

ノウハウ系投稿

  • 見出しに数字(例:「3つの方法」)を入れて明確に
  • 図解やリスト形式で「保存されやすい」構成に

ストーリー・共感型投稿

  • 実体験や感情に訴えるエピソードが有効
  • シェアされやすく、ブランド感情の定着に寄与

商品・サービス紹介

  • 問題提起 → 解決策提示 → 変化 → CTA という構成に
  • フォロワー目線の「ベネフィット」に重点を置く

投稿が伸びないときに見直すべき要素

  • 時間帯がフォロワーのアクティブ時間と合っているか
  • 表紙画像・冒頭文が弱くなっていないか
  • フォロワー層との“温度差”が生じていないか

改善策:

  • インサイトでアクティブ時間を再確認し、投稿タイミングを修正
  • 表紙に「メリット」や「問いかけ」を入れて注目度をアップ
  • ペルソナを明確にし、その視点で全体構成を見直す

分析体制の内製化と継続的運用

高精度な改善を継続するには、「毎回ゼロから考える」のではなく、分析体制そのものを仕組み化することが重要です。

1. KPIログのテンプレート化

  • Googleスプレッドシートなどで各投稿の数値を記録
  • 日付/内容タイプ/KPI/リーチ/保存数などを項目として管理

2. 投稿制作と分析担当の分業

  • 分析が投稿と兼任だと視野が狭まりやすい
  • 外部パートナーや社内の別チームに「分析者」を置くと客観性が高まる

3. 月次レビューのルーチン化

  • 1ヶ月ごとに投稿結果を総括し、成功パターンと改善点を抽出
  • 共有ミーティングでコンテンツチーム全体に知見を共有

こうした運用体制の確立が、再現性のあるパフォーマンス改善につながります。


最後に:感覚から“検証”へ

SNSはトレンドの変化も早く、感覚だけに頼った投稿では成果が安定しません。だからこそ、データを読み解く力が求められます。数字を味方にしながら、効果の高い投稿を“再現可能”にしていくこと。それが継続的にフォロワーとの信頼関係を築く鍵になります。


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